2010年08月11日

古文書調査

8〜10日は、
松江市史編さん室と協力して、
近くの神魂神社に関する古文書の調査を行いました。

市史の方で大学の先生方と
連携をとられて事前に調査進められていました。
風土記の丘を会場として
使っていただきました。

3日間で
概ね目標としていた所まで作業が進みました。
先生方、松江市の担当の方々、お疲れ様でした。


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2010年03月06日

風土記の丘の中世墓

 風土記の丘にあるお墓というと、
古墳を思い浮かべる方が多いと思いますが、
ずっと後の鎌倉時代から戦国時代にかけての、
いわゆる中世という時代につくられた墓もあります。

展示学習館の前から植物園へ抜ける細い道へ入ると、
右手に「中世の古墓」と記された看板があります。
そこには高さ50cmほどで、
4.5m×3.5mくらいの長方形のマウンドがあります。

発掘調査が行われていないので、
詳細は不明ですが、地表面には川原石などが見られ、
マウンドの縁に並んでいるように見えます。

石を1〜2列積んで段を造ったもので、
基壇とよばれるものと考えられます。
そこには石塔が建てられることもありました。

他にも岡田山1号墳の回りにも、
小さな丸いマウンドがいくつかあって、
これも中世から近世の墓と考えられています。

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2010年02月28日

風土記の丘調査員会議開催

今日は風土記の丘調査員の会議を行いました。

この風土記の丘の調査員というのは、
地域の住民の方や学識経験者の方たちで、
各自で風土記の丘地内に関する文化財や歴史、民俗などに
ついて、各自で調査研究にあたっていただいています。

今日はこの方たち集まっていただき、
これまでの調査の進捗状況についてお話しを伺ったり、
風土記の丘の職員が行った調査研究について
報告をしました。

みなさんボランティアで精力的に
やっていただいており、
恐縮しています。

これまでに行った調査は、
例えば既に明治以後に別の神社に合祀され、
跡地となっている場所の確認や、
地域の人々によって受け継がれている民俗祭祀、
城館跡などの現地調査などです。

次年度、それらの調査研究の成果を
風土記の丘の館報「八雲立つ風土記の丘」の中で、
少しずつ発表していくことを確認しました。

予算の無い中ではありますが、
少しずつでも活動を進めていきたいと考えています。









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2009年09月19日

黄泉比良坂

『古事記』にイザナミのみことが葬られた場所について
「其所謂黄泉比良坂者、今謂出雲之伊賦夜坂也」と記されています。
しかしその所在についてはいくつかの説があります。

よく知られていて見学に行けるところとしては、
岩坂陵墓参考地(松江市八雲町)と黄泉比良坂(八束郡東出雲町)があります。

岩坂陵墓参考地は、
風土記の丘から432号線を南にさがると、車で2・3分のところ、
道路の右側にあります。
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黄泉比良坂は
国道9号線を東へ進むと、東出雲町に入り、
東出雲中学校や揖屋小学校を越えてしばらく進むと、
右手に看板が見えてきます。

線路の上を越えてから、右手へ入る道があり、
しばらく案内に従って細い道を進むと、伝承地があります。
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現在風土記の丘では、企画展「意宇平野周辺の横穴墓」を
開催していますので、
周辺の横穴墓や、黄泉比良坂の伝承地などを巡ってみては
いかがでしょうか?



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住宅街にある遺跡「下黒田遺跡」

風土記の丘の地元、大庭地区にある大庭公民館の
公民館だよりに毎月、地内にある遺跡の紹介を書いています。
今月のたよりには、
住宅街の中にある「下黒田遺跡」を紹介しました。
原稿執筆にあたり、
実際に現地に足を運び、写真を撮ってきました。

場所は、
「山代郷正倉跡」の南100m程のところにある
大庭アパートと呼ばれる市営住宅のあるところです。

発掘調査により、
建物跡などが見つかり
山代郷正倉跡あるいは、それと非常に関連性の強い
遺跡であることがわかりました。

また、旧石器時代の石器の製作跡も見つかり、
剥片が接合できる資料も見つかっています。

主要な遺構は公園として地下に保存されています。

近隣の方は散歩がてら、
歩かれるのもよいでしょう。

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芝生のところが遺構が保存されている場所です。






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2009年09月17日

安部谷横穴墓群

9月9日より常設展の一角で
スポット展として「大草古墳群」を開催していることは
すでに紹介していますが、
その効果か、
近頃、受付で大草古墳群のなかにある
安部谷横穴墓群への行き方を聞かれる方が増えています。

ここは少し山へ入りますが、
比較的登りも少なく、
見学しやすい所です。
しかも、岩盤をくり抜いてつくられた
その姿は圧倒されるものがあります。


なお、国指定となっており、
その名称は「安部谷古墳」となっていますが、
ここでは安部谷横穴墓群としています。

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2009年07月14日

史跡めぐりマップを掲載

先にご紹介した
史跡めぐりマップ。
おすすめのコースはA〜Fの6つ。
それぞれ史跡間の時間も、ウォークと自転車、
それぞれ記してあり、
これまでのものよりも、一層使いやすくなりました。

HPにもこの度、掲載しましたので、
プリントアウトして、ご利用下さい。

http://www.yakumotatu-fudokinooka.jp/osusume.html





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2009年07月02日

岡田山2号墳の大きさは何番目?

八雲立つ風土記の丘には数多くありますが、
その中でも、わりと地味なのが岡田山2号墳。

となりには銘文入り大刀がみつかった
岡田山1号墳があるためか、前を通り過ぎるだけに
なってしまいます。

看板を見ると、
県内で2番目の大きさとあります。

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さてさて。
文字が薄くなっている部分もあります。

近年、県内の大型円墳(大垣大塚1号墳)や、
前方後円墳か円墳と方墳の2つ説がある古墳(スクモ塚古墳)
などの調査がされていますが、「2番目」は
変わりないのでしょうか?

島根大学の考古学研究室のページでは、
http://www.hist.shimane-u.ac.jp/kouko/Temma-1.htm
大垣大塚1号墳 54m
上塩冶築山古墳 47m
古曽志大塚1号墳 46m
多久神社裏山古墳 45m
につづいて、岡田山2号墳44mは、
5番目に位置づけられています。

しかし、ここにはスクモ塚古墳は入っていません。
http://www.pref.shimane.lg.jp/maizobunkazai/dokimai/dokimai.data/dokimai2008-43.pdf

ただ、上塩冶築山古墳も墳丘は削られており、
墳丘の大きさは確定的なものではありませんし、
スクモ塚も円墳か前方後円墳か確定されてはいませんので、
さらに順位は下がるかもしれません。

しかし、いずれにしても40m級の最大クラスで
あることに変わりはありません。

この看板も、そろそろ
このような最新の成果を踏まえながら、
書き換える時期が来たということでしょうか。










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2009年06月17日

岩屋後古墳とハナショウブ

お昼休みに、
近くの岩屋後古墳へ行ってみました。

ここは先日も小学生たちと訪れた古墳です。


近くの田んぼでは、ハナショウブが見頃を迎えています。
まだ、満開とは行きませんが。

ハナショウブのバックに岩屋後古墳を入れて撮影してみました。

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2009年05月26日

風土記の丘に中世の武士の館?

風土記の丘の植物園へ行く途中に、
屋根だけの休憩スペースがあります。
ここは、中世の武士の館として復元された場所です。
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ここはちゃんとモデルとなった遺跡があるのです。
それは黒田館跡といって松江市山代町で見つかった
館跡です。

この遺跡が見つかったのは昭和36年の
市営住宅の建設に伴うものでした。
急遽、調査が行われました。

この時作成された図面が下↓です。
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この時の調査では、
平面が東西約45m、南北約48mの
正方形と推定されていました。


この成果をもとに
昭和48年に風土記の丘のオープンに
あわせて造られました。


土塁と堀を横からみると
このようになっています。
土塁とは土を盛り上げたもので、
このように隣に堀があることが多いです。
つまり掘ったところが堀となり、
その土を盛ったところが土塁となっている訳です。
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しかし、その後昭和58年の調査で
北側の堀跡がみつかり、
北辺が37.5m、南辺の東西長が45m
東辺の南北長63.5m、西辺の南北長が56mという
少しいびつな形に修正されました。
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厳密な復元案ではないので
現地には特にそこまでの案内はしていないのですが。
少しご紹介まで。

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2009年05月21日

岩屋後古墳のパンフレットが出来ました!!

3月に岩屋後古墳のパンフレットが
島根県教育委員会による発行で完成しました。

現地のパンフレットボックスや、
風土記の丘展示学習館で配布しています。

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2009年05月14日

埴輪の調査

先週から大学生が来て、
出雲東部の古墳時代後期の円筒埴輪の調査に来ています。
いくつかの古墳の埴輪を順番に出していって、
調査をされています。

なかなか、円筒埴輪ばかりずらりと並べて見る機会はなく、
こちらの貴重な体験となりました。

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2009年05月13日

史跡めぐりマップ

風土記の丘にはたくさんの古墳や史跡があります。
ウォーキングやサイクリングにも絶好のポイントです。
そこで、今日は便利な史跡めぐりマップを紹介します。

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ここでは6つのコースを紹介しています。
いずれも80分から3時間程度のコースで、
歩きと自転車、それぞれの目安となる時間を記載しています。
風土記の丘、ガイダンス山代の郷のほか、
史跡のパンフレットボックスにも設置しています。

ぜひこれを参考にしながら、
あなたも史跡めぐりをしてみませんか。

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2009年05月02日

史跡 山代郷北新造院跡 一般公開記念式典

本日午後1時30分より、
山代郷北新造院跡の公開記念式典を開催しました。
天候も良く、地域の方や関心のある方、関係者の皆様、約60名に
お集まりいただき開催することが出来ました。
島根県教育委員会教育長様のご挨拶の後、
県文化財課の方に北新造院跡の概要を説明していただきました。

また、会場では焼きタケノコをご用意し、
来場者の方に試食していただきました。
みそ味と塩味、どちらがお好みだったでしょうか。

午後3時までには、滞りなく無事に終了できました。
ご協力いただきました関係者の皆様、地域の皆様方
ありがとうございました。

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本日!!山代郷北新造院跡オープニング記念式典

今日は山代郷北新造院跡の史跡整備のオープニング記念式典があります。

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タケノコの試食(振る舞い:無料)や、古代衣装の体験なども
あります。
整備された史跡で、奈良時代風の衣装を着て記念撮影などいかがでしょうか?
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2009年03月12日

普段意外と目に付かないもの・・・

今日は天気がよいので、
お昼休みに外へ出てみました。

展示学習館玄関の脇に、山代郷北新造院跡(来美廃寺)の礎石があるのをご存じでしょうか?
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出雲地方のを車であちこち走っていると、
道路脇などにこんな標柱を見かけたことはありませんか?
『出雲国風土記』に登場する場所を示した標柱です。
風土記の丘にあるのは、向こうに写っている山、
神名樋野(茶臼山)を示す標柱です。
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さらに横へ行くと、地面に板石が組み合わせたものがあります。
これは松江市東光台団地の造成の際にみつかった古墳の石棺です。
現在はここに移築されています。
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これまた、意外に知られていないのが、
展示学習館の屋上に上がれるということ。
屋上からは本来、出雲国府跡などが見渡せるはずなのですが、
樹木が伸びてしまい、なかなか伐採することもできず
見通しが悪くなってしまいました。
2年ほど前少し伐採できたのですが、
もう少ししたいところですね。

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2008年09月14日

出雲国府跡発掘調査

現在、出雲国府跡では発掘調査が行われています。

「国司の館」の一角と考えられている地点が調査されています。
現地への見学は埋蔵文化財センターへご連絡の上、お出かけ下さい。
詳しくは下記アドレスをご覧下さい。

http://www.pref.shimane.lg.jp/maizobunkazai/utidetyodayori.html

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2008年05月31日

雨上がり

今週は雨の多い一週間でした。
今日は朝から雨も上がり、空は晴れています。

芝生の上は、まだ濡れていて座ったりは出来ませんが、
朝の雨上がり独特の香りがします。


さて、4月に完成した奈良時代の古代住居と、
その横にある箱式石棺のところに、きれいな看板が設置されています。
箱式石棺のほうには、前から看板はあったのですが、
古くなり、文章も古めかしいものだったので、
今回交換となりました。

木製で周りの環境ともマッチしたものです。


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2008年01月25日

雪ぼうし

昨日から降った雪で風土記の丘は一面真っ白です。
近くにある岩屋後古墳はこんな姿になりました。
この古墳は墳丘の盛土がなくなって、石室がむき出しになっていますが、県内最大級の石棺式石室です。

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違う角度から見ると、白い帽子をかぶったみたいになっています。
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